日本一周をバイクで旅する際の費用総額と内訳|経験者が教える予算の目安と賢く節約するコツ

ツーリングコース
費用

日本一周をバイクで旅してみたいと考えると、真っ先に気になるのが費用の総額ではないでしょうか。

「一体いくら必要なのか」「どの項目にどれだけかかるのか」と不安に感じる方も多いはずです。

そこで本記事では、日本一周をバイクで巡る際にかかるリアルな費用について、内訳まで丁寧に解説します。

また、ルートや宿泊スタイルによる費用の違いや、コストを抑えるコツ、実際の体験例まで幅広く紹介。

日本一周バイク旅の費用を、しっかりとイメージできる内容となっていますので、安心して計画を立てたい方はぜひ続きをご覧ください。

   
いま、いくら?あなたのバイクを
たったの30秒で無料お試し査定

日本一周をバイクで巡る際にかかる費用の総額と内訳

アメリカンバイクのツーリング風景

バイクで日本一周を考える際には、どれだけ費用がかかるのかはとても気になるポイントです。

費用項目ごとに内訳を理解して、しっかりと計画を立てることが、安心して旅を続けるコツとなります。

ここではガソリン代や宿泊費、その他さまざまな費用について詳しくまとめています。

ガソリン代

日本一周のバイク旅で避けて通れないのがガソリン代です。

走行距離はおおよそ8,000kmから12,000kmが一般的です。

燃費はバイクの種類や排気量で異なりますが、平均的な250ccバイクの場合、リッター30km前後が目安です。

1リットルあたりのガソリン価格は約160円と仮定すると、10,000km走行でおおよそ53,000円程度がかかります。

ツーリングルートや立ち寄る地域によってガソリン価格が若干異なるので、余裕を持った予算計画が大切です。

バイクタイプ 燃費(km/L) 日本一周推定ガソリン代
原付(50cc) 50 約32,000円
中型(250cc) 30 約53,000円
大型(400cc以上) 20 約80,000円

宿泊費

宿泊先によって大きく費用が変わります。テント泊やキャンプ場を利用すれば1泊500~2,000円程度に抑えられます。

ネットカフェやカプセルホテルは1泊2,000~4,000円程度が目安です。

ビジネスホテルや民宿では4,000~7,000円程度かかるケースが多いです。

  • テント泊や野営:1泊500円前後
  • キャンプ場:1泊1,000~2,000円
  • ネットカフェ・カプセルホテル:1泊2,000~4,000円
  • ビジネスホテル・民宿:1泊4,000~7,000円

全日程テント泊にするのか、時々ホテルを使うのかによって、総額が大きく変わります。

食費

1日の食費は、外食中心か自炊メインかによって違いがあります。

コンビニやスーパーの利用で1日1,000円以下に抑えることも可能ですが、飲食店で済ませる場合は1日2,000円程度が目安となります。

平均して1日1,500円、1か月間(30日間)で45,000円ほど見込んでおくとよいでしょう。

高速道路・フェリーなどの交通費

バイクで高速道路を利用する際は、ETCカードの有無や各地の割引サービスによって料金が異なります。

また、北海道や四国、離島に渡る場合はフェリーを利用する必要があります。

フェリーの料金は区間やバイクのサイズによって異なり、本州~北海道で10,000円前後、四国や九州への移動でも数千円程度が必要です。

すべての高速道路を利用せず、一般道を多用することでコストカットも可能です。

バイクのメンテナンス費用

長距離ツーリングでは、オイル交換やチェーン調整、タイヤの交換など定期的なメンテナンスが不可欠です。

数千kmごとにエンジンオイル交換が発生し、1回2,000~3,000円が目安です。

タイヤも消耗しやすく、日本一周中に前後どちらかを交換するケースも少なくありません。

タイヤ交換は1本あたり10,000円前後かかります。

全工程で20,000~30,000円を想定しておくと安心です。

観光やレジャー費用

観光地の入場料や体験プログラム、ロープウェイなどに使うお金も必要です。

有料の名所や温泉、アクティビティをいくつか体験するなら、1日1,000円前後を用意しておくと便利です。

全日程で20,000円程度を見込んでおくと余裕のあるプランとなります。

保険料・税金

任意保険や自賠責保険は必須の出費です。任意保険は年間で1万円~2万円、自賠責保険は1年で6,000~7,000円程度です。

日本一周期間中だけの短期加入は難しいため、期間に関わらず年額を準備しておきましょう。

また、バイクの排気量に応じて軽自動車税などの税金も必要です。

項目 目安(年額)
自賠責保険(12か月) 約7,000円
任意保険 10,000~25,000円
軽自動車税(250cc) 3,600円

雑費

洗濯や日用品、急な体調不良への医薬品代など、予測しづらい出費も発生します。

コインランドリーは1回300~500円、数日に1回利用する場合は1か月で2,000円程度かかるでしょう。

日焼け止め、虫よけ、モバイルバッテリーなど小物も準備しておくとより快適です。

合計で1万円ほど雑費を用意しておくと安心です。

日本一周のバイク旅で費用に大きく影響する要素

海とバイク

日本一周をバイクで旅する場合、掛かる費用はさまざまな要因によって大きく変わります。

どのルートを選び、どのくらいの期間旅行をするのか、どこに泊まるのか、そしてどんなバイクに乗るのかによって、必要な予算はかなり幅広いものとなります。

自分の旅スタイルや希望に合わせて、どのポイントを重視するかを考えてみましょう。

ルート選択(走行距離・地域)

バイクで日本一周をする場合、選ぶルートによって費用は大きく変動します。

例えば、主要都市や観光地を多く回るルートを選ぶと、その分ガソリン代や高速道路料金、観光施設への入場料などがかさみがちです。

一方で、海沿いや田舎道を中心にルートを設定すれば、費用を抑えつつも美しい風景を楽しめます。

  • 距離が延びると燃料費が増加
  • 都市部は駐車場代などが高め
  • 観光地訪問数に応じて観光費用が発生

自分がどんな景色を見たいか、どの地域を訪れたいかを事前に決めておくと費用の計画も立てやすくなります。

旅の期間

旅行期間が長くなるほど、全体の費用も増えていきます。

宿泊費、食費、生活費などは滞在日数分かかるため、日数によって大きな差が生まれます。

旅の期間 目安となる日数 主な費用上昇ポイント
短期(2週間程度) 14日 スケジュールがタイトで交通費や宿泊費が増しやすい
中期(1ヶ月程度) 30日 無理なく観光を楽しみつつ、費用は平均的
長期(2ヶ月以上) 60日以上 毎日の生活費や消耗品コストがよりかかる

計画を立てる際は、自分の予算やバイク旅に使える日数を考えましょう。

宿泊スタイル

どのような宿泊方法を選ぶかで、一日の出費は大きく変わります。

代表的な選択肢をいくつか紹介します。

  • ホテルや旅館:快適ですが1泊あたり5,000円から10,000円ほどかかることが多いです。
  • キャンプ:テントなどの初期投資は必要ですが、ランニングコストは安価で済みます。
  • ネットカフェやゲストハウス:都市部では手軽に利用でき、1泊2,000円〜4,000円が目安です。
  • 道の駅や無料の仮眠所:節約重視の方に人気ですが、安全面の配慮が必要です。

自分の重視する快適さとコストのバランスを考えて選びましょう。

バイクの排気量・燃費

バイクの種類によって燃費や必要なガソリン代が大きく異なります。

排気量が大きいバイクだとパワフルで長距離移動が楽ですが、燃費が悪く、燃料費がかさみがちです。

一方、小排気量バイクはガソリン代を抑えられますが、長距離移動では疲れやすくなることもあります。

また、バイクごとに消耗品の交換費用やメンテナンス料金も異なるので、総合的にみてコストを計算しましょう。

バイクの選び方ひとつで、旅全体の予算が大きく変化します。

日本一周のバイク旅で費用を抑える方法

海とバイク

日本一周のバイク旅を計画する際、できるだけ費用を抑えることは多くのライダーにとって大切なポイントです。

工夫次第で交通費や宿泊費、食費などの出費を大きく減らすことができ、より長く旅を楽しむこともできます。

ここでは、旅費を節約する具体的な方法を紹介します。

キャンプや野宿の活用

宿泊費を抑える定番の方法はキャンプや野宿の活用です。

キャンプ場は無料や格安で利用できる場所も多く、日本全国に点在しています。

また、道の駅や公園などを利用して野宿をする方もいますが、マナーを守り安全を最優先に考えましょう。

キャンプ・野宿を活用するメリットは以下の通りです。

  • 宿泊費を大幅に抑えられる
  • 自然を満喫できる体験ができる
  • 現地の人や他の旅人と交流しやすい

ただし、天候や治安の情報収集、道具選びも重要です。

安心して休める準備を忘れずにしましょう。

自炊・スーパー利用

外食を控え、自炊を取り入れることで食費を大幅に節約できます。

スーパーマーケットやコンビニを活用し、パンやおにぎり、カップ麺など手軽な食材やお惣菜を購入するのもおすすめです。

特に、キャンプ場や自炊が可能な宿では調理器具を活用して食材を安く調達し、温かい食事を楽しめます。

食事方法 1食あたりの費用(目安)
外食(定食屋・ファストフード) 500〜1000円 ラーメン、カレーなど
コンビニ・総菜購入 300〜700円 お弁当、おにぎり、パン
自炊 100〜400円 インスタント麺、ご飯と缶詰など

節約を目指すなら自炊を中心に計画し、スーパーの値引き商品などをうまく活用すると良いでしょう。

格安宿・ライダーハウスの利用

キャンプや野宿以外にも、旅人向けの格安宿やライダーハウスを利用すると宿泊費を大きく節約できます。

ライダーハウスはバイク乗りのための簡易宿泊施設で、1泊数百円から2000円程度の場所が多いです。

また、ゲストハウスやカプセルホテルもリーズナブルな宿の選択肢です。

格安宿利用のポイントは以下の通りです。

  1. 繁忙期や週末は早めに予約する
  2. 相部屋やドミトリー利用で料金を抑える
  3. 情報交換や交流を楽しむ
  4. 各地域の観光協会やライダー専用のウェブサイトを活用する

これらをうまく使えば安心して休めるうえ、旅仲間ができる出会いの場にもなります。

日本一周のバイク旅に必要な事前準備と費用面の注意点

ヘルメット

日本一周のバイク旅を安全かつ快適に楽しむためには、しっかりとした事前準備と費用面の管理が必要です。

無駄な出費やトラブルを防ぐことで、旅全体の満足度も大きく変わります。

持ち物・装備の選定

日本一周のバイク旅では、自分に合った持ち物や装備を選ぶことが大切です。

積載スペースが限られているため、必要最小限にまとめましょう。

また、天候や季節によって持ち物も変わるので注意が必要です。

  • レインウェア・防寒着
  • 工具・パンク修理キット
  • モバイルバッテリー
  • テント・寝袋(キャンプ泊の場合)
  • 現金・カード類

どの装備も、品質と軽量性を重視すると移動がぐっと楽になります。

保険・緊急対策

保険への加入は、日本一周の長旅では特に重要です。

予期せぬ事故やトラブルが発生した時のために、バイク保険や旅行傷害保険を検討しましょう。

また、万が一の緊急時に備え、各種サービスや連絡先も用意しておく必要があります。

項目 備考
自賠責保険 法定加入必須、期間延長要確認
任意保険 補償範囲が広く安心
ロードサービス バイクトラブル時に便利
医療保険 ケガや病気の備えに

救急セットやかかりつけ医の連絡先も携帯しておくと安心です。

予備費の確保

予期せぬ出費はバイク旅につきものです。

天候不良による宿泊費の増加や、バイクの故障などに備えて予備費を用意しておきましょう。

予算計画時には、メインの費用だけでなく、余裕を持った資金設定が大切です。

おすすめの予備費計画は、目安となる日数分の食費や緊急時に使える移動費などを含めて算出することです。

安全・安心な旅を送るためにも、臨機応変に使える資金を余分に持っておくことを心がけましょう。

実際に日本一周をバイクで旅した人の費用事例

2台の後ろ姿のバイク

日本一周をバイクで旅する際の費用は、旅のスタイルや期間、どれだけ快適さを求めるかによって大きく異なります。

ここでは、実際に旅した人の事例をもとに、短期・低予算タイプから充実プランまで、さまざまな費用例を紹介します。

短期・低予算旅の例

低予算で日本一周を目指す人は、1カ月前後の日程と節約旅が基本です。

このスタイルでは、野宿や無料キャンプ場を活用し、外食も控えめに自炊中心で過ごします。

日々の走行距離も多く、観光は無料や格安スポットが中心になります。

  • 期間:約30日
  • 主な宿泊:テント泊やネットカフェ
  • 食費:スーパーやコンビニでの購入が中心
  • 交通費:ほぼ全てバイク移動で、高速道路は極力使用しない

実際の1カ月予算目安は、10万円〜15万円ほどです。

ガソリン代は約3万円、宿泊費は無料〜3万円、食費が2万円〜3万円程度。

観光費や雑費も含めて全体的に節約重視の旅となります。

平均的な予算での旅の例

多くの人が選ぶ平均的な予算の旅は、2カ月程度をかけて日本一周するスタイルです。

テント泊とビジネスホテルやゲストハウスを組み合わせ、食事もたまには外食を取り入れます。

項目 費用目安(2カ月)
ガソリン代 5万円
宿泊費 8万円
食費 5万円
観光費・雑費 3万円
合計 約21万円

バランスよく費用を配分できるため、無理なく日本の各地を巡れるのが特徴です。

人によってはもう少し予算をプラスして、現地グルメや有名観光地も楽しむケースも多いです。

充実プランの高額例

余裕を持った日程や快適さを重視し、観光やグルメも思いきり楽しむ充実プランの場合、費用はさらに高額になります。

このタイプの旅は、1カ月半から2カ月半程度の日程で、毎日ホテルや旅館に宿泊するケースも多いです。

観光地の入場料、現地の高級グルメ、温泉巡りなども積極的に取り入れるため、総額の目安は30万円〜50万円程度となることもあります。

また、予算がさらに多い人だと、次のような負担増加ポイントが挙げられます。

  • フェリーの利用(本州から北海道や九州への移動)
  • 季節ごとのアクティビティ参加費
  • 現地の特産品やお土産購入

事前に余裕のある予算を設定して計画することで、より思い出深い日本一周の旅となります。

日本一周をバイクで挑戦する人が知っておきたい費用面のポイント

スクーターと一本道

バイクで日本一周を考えていると、費用はどれくらい必要なのか気になる方が多いです。

実際にかかる費用は旅のスタイルや期間、使うバイクの種類によっても大きく変わります。

しかし、予算の目安や節約のコツを知っておくことで、旅の計画がぐっと立てやすくなります。

走行距離が長いためガソリン代が大きなウエイトを占めますが、宿泊費や食費なども意外と重要なポイントです。

また、出発前のバイクのメンテナンスや保険代なども忘れずに見積もっておきましょう。

無理のない計画を立て、安心して自分らしい日本一周を楽しんでください。

   
いま、いくら?あなたのバイクを
たったの30秒で無料お試し査定
費用