400ccバイクのユーザー車検費用がどのくらいかかるのか、気になっていませんか。
自分で車検を通したいけれど、費用の内訳や相場が分からず不安…そんな悩みを抱える方も多いはずです。
この記事では、400ccバイクのユーザー車検費用に関する細かな内訳や、賢く費用を抑える方法、さらに注意点まで、わかりやすくご紹介します。
無駄なく、納得して車検を通したい方は、ぜひ最後までご覧ください。
400ccバイクのユーザー車検費用の内訳と相場

400ccバイクのユーザー車検費用は、かかる費用が明確な点や、自分で行うことで節約できることから多くのライダーに選ばれています。
どのような費用が発生するのか、各項目ごとにその内訳とおおよその相場を紹介します。
法定費用の内容
400ccバイクのユーザー車検では、必ず発生する法定費用があります。
これらは国が定めたもので、どこで車検を受けても変わりません。
- 自賠責保険料
- 重量税
- 検査登録印紙代
これらは必ずかかる費用のため、あらかじめ用意しておきましょう。
自賠責保険料
自賠責保険は、法律で加入が義務付けられている保険です。
400ccバイクの場合、車検時には次の車検までの2年分を加入します。
2024年現在、24か月契約でおよそ9,270円程度となっています。
自賠責保険はコンビニや保険会社・バイクショップなどでも加入や更新が可能です。
重量税
重量税はバイクの排気量によって金額が異なります。
400ccバイクの場合は、新車登録から13年未満であれば1回の車検で3,800円となります。
13年以上、18年未満の車両は4,400円、18年以上の車両は5,000円になります。
車齢 | 重量税(2年分) |
---|---|
~13年未満 | 3,800円 |
13年以上18年未満 | 4,400円 |
18年以上 | 5,000円 |
検査登録印紙代
車検の審査や検査に必要な手数料として、検査登録印紙代が必要です。
400ccクラスではおよそ1,700円程度が一般的です。
これは運輸支局などで支払います。
合計費用の目安
400ccバイクのユーザー車検にかかる基本的な合計費用は、約15,000円前後が相場です。
これは以下の内訳を合計したものとなります。
- 自賠責保険料:9,270円
- 重量税(13年未満):3,800円
- 検査登録印紙代:1,700円
万が一、車検に必要な消耗品の交換などが必要な場合は別途費用が発生します。
追加で発生する可能性のある費用
車検の基本的な費用以外にも、車両の状態によって追加費用が発生する場合があります。
たとえば、以下のような費用です。
- 消耗品(タイヤ、ブレーキパッド、オイルなど)の交換費用
- 光軸や排ガスが基準値を満たさず、再調整が必要な場合の調整費用
- 保安部品の修理や交換費用
愛車のコンディションをしっかり確認し、必要に応じて事前にメンテナンスを行っておきましょう。
他の車検方法との費用比較
400ccバイクの車検取得方法には、ユーザー車検以外にもバイクショップ車検やディーラー車検があります。
それぞれの費用を比較すると以下の通りです。
車検方法 | おおよその総費用 | 特徴 |
---|---|---|
ユーザー車検 | 約15,000円〜20,000円 | 手間はかかるが格安。自分で点検・整備ができる方向け。 |
バイクショップ車検 | 約30,000円〜50,000円 | 点検・整備もセットで安心。手続きやメンテナンス代も含まれる。 |
ディーラー車検 | 約50,000円〜70,000円 | 純正パーツでの整備やアフターサービスが手厚いが費用は高め。 |
ご自身のバイクの状態やスキル、時間、安心感などを考慮して最適な車検方法を検討しましょう。
400ccバイクでユーザー車検を選ぶメリット

400ccバイクを所有しているライダーがユーザー車検を選ぶことには、いくつもの大きなメリットがあります。
特に費用面での節約や、自分で車両を整備できる楽しさ、そして時間の都合をつけやすいという点がポイントです。
ここでは、これらのメリットについて具体的に紹介します。
費用を抑えられる理由
ユーザー車検の最大の魅力は、やはり車検費用の節約です。
バイクの車検をバイクショップやディーラーに依頼すると、点検整備や手数料などが加わり費用が高くなります。
一方、自分でユーザー車検にチャレンジした場合、主な費用は法定費用のみです。
項目 | ユーザー車検 | ショップ車検 |
---|---|---|
自賠責保険(24ヶ月) | 約9,270円 | 約9,270円 |
重量税 | 約5,000円 | 約5,000円 |
印紙代 | 約1,700円 | 約1,700円 |
手数料・点検料 | 0円 | 10,000円~30,000円 |
このようにユーザー車検の場合、最低限の費用だけで済むため、合計で20,000円以内に収まることがほとんどです。
金銭的な負担をできるだけ抑えたい方にはユーザー車検がおすすめです。
自分で整備の経験が得られること
ユーザー車検では、自分でバイクの点検や整備を行うことが基本となります。
その過程で整備の知識や技術が身につき、愛車に対する理解も深まります。
- エンジンオイルやブレーキパッドの交換に挑戦できる
- チェーンの点検や調整方法が覚えられる
- ライトやウインカーの電装チェックが習慣になる
最初は手間取るかもしれませんが、回数を重ねれば自信もついてきます。
バイクに対する愛着が自然と深まるのも、ユーザー車検の魅力のひとつです。
車検日程を自分で調整できる点
ショップ車検では、日程の都合や予約状況によってスムーズに車検を受けられない場合があります。
その点、ユーザー車検なら自分で希望日に車検場の予約が入れられるのが魅力です。
仕事やプライベートの予定に合わせて調整できるため、余計な待ち時間や手間がかかりません。
また、平日の指定時間帯を選ぶことで混雑を避けることも可能です。
自分の都合を優先できるのは、忙しい社会人や学生にも大きなメリットといえるでしょう。
400ccバイクユーザー車検の費用を安く済ませるコツ

400ccバイクの車検費用は、ちょっとした工夫や日常の心がけ次第でしっかり節約できます。
普段から意識しておくことで、急な出費や予期せぬトラブルも避けやすくなります。
ここでは主に、セルフメンテナンス、保険の選び方、部品や消耗品の購入先について具体的なコツを解説します。
定期的なセルフメンテナンス
車検費用を抑えるためには、日頃から自分でできるメンテナンスを続けておくことが大切です。
たとえば、ライト類の点灯確認やチェーンの調整、ブレーキやタイヤの摩耗チェックなどは、バイク初心者でも比較的簡単に行えます。
こうした小さなメンテナンスを怠ると、車検時に思わぬ追加費用がかかってしまうことがあります。
自分でできる範囲のメンテナンスを定期的に実施することで、部品交換の必要がある箇所を早めに見つけ、費用のコントロールにつなげることができます。
- 定期的にエンジンオイルやブレーキオイルを点検・交換
- タイヤの空気圧や溝の深さをチェック
- 電球やバッテリーの状態を確認
安価な保険加入方法の選び方
車検時には自賠責保険に加入・更新する必要があります。
同じ自賠責保険でも、加入する場所や事前の手配方法によって費用に差が生まれることがあります。
実店舗での手続きのほか、最近ではインターネット経由で申し込むと割引が適用されるケースも増えています。
加入方法 | メリット | デメリット |
---|---|---|
バイク販売店 | 安心して任せられる | 費用が高めになりやすい |
郵便局 | 全国どこでも手続き可能 | 時間帯によっては混雑 |
ネット申し込み | 割引がある場合も | 自分で書類管理が必要 |
自分にとって一番手間が少なく、費用を抑えられる方法を選ぶことがポイントです。
部品や消耗品の購入先を工夫するポイント
部品や消耗品の交換が必要になったとき、その購入先を工夫するだけでも出費を減らせます。
純正部品は品質が安定していますが費用が高めになりがちです。
インターネット通販や大手量販店を活用することで、互換品や社外品を安く手に入れることが可能です。
ただし、品質や適合性を事前にしっかり確認しましょう。
- 信頼できるネットショップを利用する
- 口コミ情報を参考にして部品を選ぶ
- 必要ならバイク仲間と共同購入して送料を抑える
理想的なのは、メンテナンスと組み合わせて計画的に発注することです。
車検前の準備期間を活用し、賢く節約しましょう。
400ccバイクのユーザー車検に必要なものと事前準備

400ccバイクのユーザー車検をスムーズに進めるためには、事前準備がとても重要です。
必要書類の用意やバイクの点検、検査予約など、しっかり準備しておくことで当日のトラブルを防げます。
バイクの状態を確認し、書類不備がないかを事前にチェックすることで、費用も抑えやすくなります。
必要書類一覧
ユーザー車検に必要な書類は、忘れず準備しておきましょう。
- 車検証(自動車検査証)
- 納税証明書(継続検査用)
- 自賠責保険証明書(有効期限が車検満了日を超えているもの)
- 点検整備記録簿(持っていない場合は、検査時に申し出てください)
- 印鑑(認印でOKの場合が多いです)
- 費用(検査手数料、自賠責保険料、重量税など)
上記書類は当日に忘れると手続きができません。
自宅を出る前にひとつずつチェックすると安心です。
車体点検と整備項目
ユーザー車検では、安全に走れる状態かどうかがチェックされます。
主な点検・整備ポイントを下記の表にまとめました。
項目 | 確認ポイント |
---|---|
灯火類 | ヘッドライト・ウインカー・ブレーキランプが正常に点灯するか |
タイヤ | 溝の深さやひび割れがないか |
ブレーキ | 前後ブレーキの効き具合、パッド残量 |
ミラー | ひび割れや固定の緩みがないか |
クラクション | 正常に鳴るか |
排気ガス | 異常な煙や音が出ていないか |
このほかにも、チェーンやバッテリー、オイル漏れの有無なども確認しましょう。
点検や整備が不安な場合は、バイクショップで事前点検を依頼すると安心です。
検査予約の流れ
ユーザー車検は、事前予約が必要です。
- 運輸支局またはインターネット予約システムで日時を予約します。
- 予約時に必要な情報は、車検証や所有者の情報などです。
- 予約完了後、指定された日時に運輸支局へバイクを持ち込みます。
- 当日は窓口で書類提出・検査を行い、合格すれば新しい車検証が発行されます。
人気の日時は早めに埋まりやすいので、できるだけ早めの予約を心がけましょう。
わからないことがあれば、最寄りの運輸支局に問い合わせるのもおすすめです。
400ccバイクユーザー車検費用に関する注意点

400ccバイクのユーザー車検を受ける際には、費用面での事前確認や心構えが大切です。
これから説明する注意点を理解しておけば、思わぬ出費やトラブルを防げます。
不合格時に発生する再検査費用
ユーザー車検では、検査に不合格となった場合、再び検査を受ける必要があります。
このとき、二回目以降の検査には再検査費用がかかることがあります。
例として、以下のような費用が想定されます。
検査回数 | 費用(目安) |
---|---|
初回 | 約1,700円 |
再検査 | 数百円〜1,700円程度 |
再検査の内容によっては無料となる場合もありますが、基本的には追加費用がかかることを想定しておくと安心です。
部品交換や整備が必要な場合は、この費用とは別に部品代や工賃もかかります。
整備不良による追加出費のリスク
バイクの整備状態が不十分なまま車検に挑むと、様々な追加費用が発生する可能性があります。
- ライトやウインカーの電球切れ
- タイヤの摩耗や空気圧不足
- ブレーキパッドの摩耗
- オイル漏れや冷却水の不足
これらの不具合を指摘された場合、現地や帰宅後に修理・部品交換をしなければ再検査を受けられません。
自己整備ができない場合は、急遽バイクショップに依頼することになり、予定外の出費につながることもあります。
ユーザー車検をスムーズに済ませたいなら、事前点検を行い、消耗部品の状態も十分に確認しましょう。
税金や保険の未払いに対する注意
400ccバイクの車検を受けるためには、各種税金や保険(自賠責保険)の支払いが完了している必要があります。
たとえ車検日が近づいていても、以下のようなケースでは車検が受けられません。
未払い項目 | 影響 |
---|---|
自動車重量税 | 納税証明書が必要なため、未払いの場合は車検不可 |
自賠責保険 | 有効期間が車検期間をカバーしていないと不可 |
必ず事前に保険証書や納税証明書を確認し、期限や残高に問題がないかチェックしておきましょう。
400ccバイクのユーザー車検と費用を抑えるための総括

400ccバイクのユーザー車検は、知識と手順をしっかりと押さえれば、自分で行える身近な選択肢です。
ディーラーやバイクショップに依頼するよりも費用を大きく節約できるだけでなく、愛車の状態を自分の目で確認できる点も魅力です。
ただし、整備や点検に自信がない場合は無理せずプロに任せることも大切です。
今回ご紹介したポイントを参考に、計画的な整備と適切な書類準備でスムーズな車検を目指してください。
大切なバイクを安全に、そして経済的に長く乗り続けるためにも、ユーザー車検のメリットを上手に活用していきましょう。