250ccの2気筒バイク9選|中古購入時の見極めポイントが掴める!

大自然とバイク
バイク選び

通勤や週末のツーリングで扱いやすい250ccの2気筒バイクに魅力を感じている方は多いでしょう。

ただ、KawasakiやHonda、Yamahaなどメーカーも車種も多く、どれが自分に合うか迷ってしまうのが現実です。

本記事では主要な250ccの2気筒モデルを整理し、特徴比較や中古で確認すべき点、維持費の目安まで分かりやすくお伝えします。

並列・V型・水平対向の違いや代表車種、購入前の具体的なチェックポイントも網羅しています。

続きで各モデルの特徴と、購入前にやるべき3つのアクションを詳しく見ていきましょう。

あなたのバイク、いまいくら?
30秒でバイクの価値が分かる!
バイク王 カンタン30秒で無料お試し査定

250cc2気筒バイク一覧

ツーリングコース

250ccクラスで2気筒を採用するモデルは、扱いやすさと軽快なトルク特性が魅力です。

通勤からツーリングまで幅広く使える車種が揃っており、初心者から中級者までおすすめできます。

Kawasaki Ninja 250

Ninja 250はスポーティな外観と回転感のあるエンジン特性が特徴です。

高回転まで気持ちよく回るエンジンで、街乗りでも高速でも楽しめます。

  • 扱いやすい足つき
  • 軽快な車体
  • スポーティなデザイン

Kawasaki Z250

Z250はネイキッドスタイルで、視認性と取り回しの良さを重視したモデルです。

エンジンはNinja系の扱いやすさを受け継ぎ、街中での低速トルクに優れます。

Honda CBR250RR

CBR250RRは高回転型のツインで、シャープな加速感を味わえます。

電子制御の導入や先進的な装備が取り入れられたモデルもあり、走りの質を求める方に向いています。

Honda VTR250

VTR250はVツインを採用した扱いやすいクルーザー寄りのモデルです。

低中回転域の粘り強いトルクが特徴で、ツーリングでの安定感が高いです。

Suzuki Bandit250

Bandit250は懐の深いトルクと丈夫な作りで長距離も安心して走行できます。

カジュアルなポジションとシンプルな機構で整備性にも優れます。

Suzuki GSR250

GSR250は軽快感と日常の使い勝手を両立したストリートモデルです。

リニアなスロットルレスポンスで扱いやすく、街乗りの快適性が高いです。

Yamaha YZF-R25

YZF-R25は軽量な車体に高回転型の並列ツインを組み合わせ、スポーティな走りを実現しています。

最高出力 車体重量
36PS前後 170kg前後

サーキット志向のライダーにも評価が高く、コーナリング性能の高さが魅力です。

Yamaha MT-25

MT-25はYZF-R25の姉妹モデルで、ネイキッド特有の扱いやすさが光ります。

都市部での取り回しが良く、日常使いでの快適性を重視する方に向いています。

Hyosung GT250R

Hyosung GT250Rはコストパフォーマンスに優れた並列ツインモデルです。

純正の装備が充実しており、初めての大型二気筒体験にも適している一点が魅力です。

メーカー別:現行/過去の主な250cc2気筒モデル

アメリカンバイクのツーリング風景

ここでは日本で馴染みのあるメーカー別に、現行モデルと過去の代表的な250cc2気筒バイクを簡潔に紹介します。

スペックや乗り味の違いを押さえれば、用途に合った一台を選びやすくなります。

Honda

Hondaは250ccクラスでも特徴の異なる2気筒モデルをラインナップしてきました。

スポーツ寄りのモデルとしてはCBR250RRがあり、高回転まで回るエンジンとシャープな挙動が魅力です。

一方でVTR250のようなVツインモデルは低中速の扱いやすさと振動の味付けが人気を集めました。

中古市場では車体のコンディションや電装系の劣化が価格に影響しやすい点に注意が必要です。

Kawasaki

Kawasakiはユニークなスポーツモデルとネイキッドモデルを展開しており、足回りやエンジン特性で差別化しています。

モデル 特徴
Ninja 250 フルフェアリング
Z250 ネイキッドスタイル

Ninja系はスポーティなポジションと高回転志向のエンジンが売りで、峠やワインディングが楽しいタイプです。

Zシリーズは街乗りでの扱いやすさを重視した設計で、タウンユースに向いています。

Yamaha

Yamahaは軽快なハンドリングと洗練されたデザインで若いライダーにも人気があります。

  • YZF-R25
  • MT-25

YZF-R25はレーステイストの外観と高回転で伸びるエンジン特性が特徴です。

MT-25はネイキッドフォルムで扱いやすく、日常的な使い勝手を重視する方に向いています。

Suzuki

Suzukiは実用性とコストパフォーマンスを両立したモデルが多い印象です。

Bandit250はツーリングに適した乗車姿勢と安定感があり、長距離での疲れにくさが評価されてきました。

GSR250は街乗りを中心にした軽快さを持ち、扱い易さで根強い人気があります。

中古購入の際はキャブやインジェクションの調整履歴を確認すると安心です。

Hyosung

Hyosungは韓国メーカーのブランドで、価格の割に装備が充実している点が売りです。

GT250Rなどのモデルは見た目の迫力と低価格で注目されました。

海外ブランドゆえに純正部品の入手性を事前に調べておくことをおすすめします。

タイプ別の250cc2気筒

ツーリングコース

250ccクラスの2気筒エンジンは、排気量に対する扱いやすさと走りの楽しさを両立している点が魅力です。

同じ「2気筒」でも配置や特性が異なり、乗り味や整備性が大きく変わります。

ここでは並列2気筒、V型2気筒、水平対向2気筒の特徴をわかりやすく解説します。

並列2気筒(パラレルツイン)

並列2気筒は国内で最も一般的な形式で、コンパクトな車体に収まりやすい点が利点です。

項目 特徴 代表的な利点
配置 シリンダー並列配置 コンパクト
振動 中低回転での味付け 扱いやすい
整備性 部品アクセス良好 メンテしやすい

エンジンの回転が滑らかで、街乗りからワインディングまで扱いやすい傾向があります。

レスポンスが良く、排気量の割に元気よく走るモデルが多いです。

耐久性や整備コストの面でもバランスが良く、初心者からベテランまで幅広く支持されています。

V型2気筒(Vツイン)

VツインはL字に近い角度でシリンダーを配置し、独特の鼓動感と低中速のトルクが魅力です。

車体設計によってはエンジンがフレームの一部となり、剛性に寄与することもあります。

  • 低速トルク重視
  • 独特の鼓動感
  • トルクフルな加速感
  • 個性的なエンジンサウンド

曲がりくねった道や市街地での扱いやすさを重視する方に向いています。

ただし、エンジン形状が影響して車体幅が広くなる場合や、整備時にアクセスが悪くなる事例もあります。

水平対向2気筒(フラットツイン)

フラットツインは左右にシリンダーが張り出す形で配置され、重心が低く安定感が高い設計です。

低重心のため直進安定性やコーナリングの落ち着きに優れます。

一方で車幅が広がるため、混雑した場所や取り回しで注意が必要になります。

稀少なレイアウトのため、所有する喜びや個性を求めるユーザーにも好まれます。

中古購入で確認すべき箇所

2台の後ろ姿のバイク

250ccの2気筒バイクを中古で買うときに特に注意したいポイントを項目別にまとめます。

見落としやすい箇所を事前にチェックしておくと、後のトラブルや余計な出費を防げます。

走行距離

走行距離はエンジンや駆動系の消耗度合いを把握する基本指標になります。

ただし、距離だけで状態を判断せず、整備記録やエンジンの調子と合わせて評価することが重要です。

  • 〜1万km
  • 1万〜3万km
  • 3万km以上

上の目安を参考に、同距離帯でもメンテナンス状況によって評価が変わる点に注意してください。

オイル漏れ

エンジン下部やケース周りにオイルの滴下がないか目視で確認してください。

クランクケースやヘッド周辺のにじみも初期の兆候なので、ウエスで拭いてから再確認すると判別しやすくなります。

排気周りにオイルの焼けた跡があれば、シール類の劣化や過去の不具合を疑ったほうがよいです。

エンジン始動時の白煙や甘い匂いがある場合は、内部燃焼やオイル混入の兆候なので専門家に相談してください。

冷却系

水冷モデルではラジエーターのフィンに損傷や詰まりがないか確認してください。

リザーバータンクの冷却水量と色味もチェックし、濁りや錆があれば交換歴を確認したほうが安心です。

ホースのひび割れや継手部の滲みは走行中のトラブルにつながるため、柔らかさと取り付け状態を触って確かめてください。

オーバーヒート履歴がある車両はエンジン内部の影響が出ている場合があるため、整備記録の有無を確認しましょう。

サスペンション

フロントフォークのインナーチューブに錆や傷がないか、オイル滲みがないかを見てください。

リアのショックはプリロードや伸縮の滑らかさを試乗で確かめると状態がよくわかります。

サスペンションにガタがあると操安性に直結するため、ステムやリンク部の遊びも点検してください。

改造でオーバーホールされている場合は、使用部品と作業履歴の確認を忘れないでください。

タイヤ・ホイール

タイヤはサイドのヒビや偏摩耗、残溝を必ず確認してください。

ホイールは曲がりや振れの有無をチェックし、スポークホイールはテンションの確認が必要です。

チェック項目 目安
タイヤ残溝 3mm以上
サイドウォール状態 ヒビ無し
ホイール振れ ほぼ無し
ベアリング ガタ無し

空気圧やタイヤの製造年も確認し、古いゴムは交換を検討してください。

改造履歴

マフラーや吸排気、ECUの変更は音量や出力特性に影響するため、車検適合性を確認してください。

フレームやスイングアームに加工痕や溶接跡がある場合は、強度面で不安がないか詳しく調べる必要があります。

社外パーツで整備性が落ちているケースもあるため、整備記録とパーツの品質を確認しておくと安心です。

できれば試乗してフィーリングを確認し、不具合が感じられたら専門店での点検を依頼してください。

250cc2気筒の維持費と燃費目安

大自然とバイク

250ccの2気筒モデルは、維持費が比較的手頃で燃費も良好な点が魅力です。

通勤やツーリング、街乗りなど用途に合わせてコスト感を把握しておくと安心できます。

以下に、市街地と高速での燃費目安と、税金や保険、整備費用の代表的な項目を分かりやすくまとめます。

燃費(市街地)

市街地走行では信号や渋滞でストップ&ゴーが多く、燃費は実用域で落ちやすいです。

250ccの2気筒だと平均でおおむね20km/Lから28km/L程度を想定しておくとよいでしょう。

ライディングスタイルや積載、車体の整備状態で数値は上下しますので、普段からのエコ運転が効きます。

アイドリングや急加速を減らすだけで市街地燃費は改善しやすいです。

燃費(高速)

高速巡航では一定速度を保ちやすいため、燃費は市街地より良くなります。

250ccの2気筒では高速で約25km/Lから35km/Lを期待できることが多いです。

定速走行や適正タイヤ空気圧の維持でさらに伸ばせる場合があります。

風の影響を受けやすい車種もあるので、巡航速度を見直すだけで効率が良くなります。

車両税

車両税は排気量区分と自治体の制度で決まりますので、購入前に確認することをおすすめします。

250ccクラスは小型二輪の区分に入ることが多く、年額は数千円から1万円程度のレンジが多いです。

税額は法改正や自治体の扱いで変わるため、正確な金額は役所か販売店で確認してください。

自賠責保険

自賠責保険は加入が義務付けられており、期間と年齢で保険料が変わる場合があります。

1年契約の料金を基準に、複数年まとめて加入すると割安になるケースが多いです。

自賠責は対人のみの補償のため、不足に備えて任意保険の加入を検討することをおすすめします。

任意保険は補償内容次第で費用が変わりますので、見積りを複数社で比較すると良いです。

定期整備費

定期整備は車種や走行距離で頻度が変わりますが、計画的に行うことで故障リスクを下げられます。

定期点検や消耗品交換はショップでの工賃が発生しますので、見積りを確認してください。

  • 6ヶ月点検
  • 12ヶ月点検
  • オイル交換の目安 3000kmから5000km
  • バッテリー点検 シーズン前後

部品交換費

消耗部品の交換費用は部品の品質と作業工賃で幅がありますので、目安を把握しておくと安心です。

タイヤやブレーキパッド、チェーンなどは交換頻度が高いため、年間予算に組み込んでおくとよいでしょう。

部品 目安価格
タイヤ前後セット 2万円から4万円
ブレーキパッド前後 5千円から1万5千円
チェーンキット 8千円から2万円
バッテリー 5千円から2万円

購入前にやるべき3つのアクション

アメリカンバイクのツーリング風景

購入前に後悔しないための、具体的で実践しやすい3つのアクションを紹介します。

  • 試乗でフィーリングを確認する
  • 整備記録と修復歴をチェックする
  • 第三者に車両を見てもらう

まずは必ず試乗してください。

エンジンの吹け上がり、ギアの入り、ブレーキの感触、ポジションを自分の身体で確かめましょう。

次に整備記録や車検証、修復歴を確認してください。

記録が不十分な場合は、専門店で圧縮圧力やフレームのゆがみなどを診てもらうことをおすすめします。

最後に第三者の目で車両をチェックしてもらいましょう。

友人や信頼できるバイクショップのプロに一緒に見てもらうと、見落としが減り安心して購入できます。