50ccバイクMTの選び方7つ|用途・足つき・燃費で迷わない一台を見つけよう!

ヘルメット
バイク選び

通勤や週末の相棒に、手頃で走って楽しいバイクが欲しいけれど…と悩んでいませんか。

50ccのMTバイクは車種やサイズ、足つき感や維持費の違いで迷いやすく、選び方を間違えると満足度が下がります。

本記事では用途別の選び方からおすすめ車種、燃費と維持費の管理、日常メンテや中古購入時のチェックまで分かりやすく解説します。

走行性能や車重、クラッチ操作などの実用ポイントも具体的に取り上げ、初心者でも比較検討しやすい基準を提示します。

まずは自分に合う一台を見つけるコツを一緒に確認していきましょう。

   
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50ccバイクMTの選び方

2台の後ろ姿のバイク

50ccのマニュアルバイクを選ぶときに押さえるべきポイントを、用途から維持費まで分かりやすく解説します。

用途

まずは日常の使い方を明確にしてください。

通勤や買い物、週末の散策、カスタムベースなどで適した車種は変わります。

  • 通勤・通学用
  • 街乗りの遊び用
  • 荷物運搬を含む実用重視
  • カスタムやコレクション目的

走行性能

50ccでもエンジンの特性やギア比で体感は大きく変わります。

重要なのは低速トルクと加速感、そして坂道での余裕です。

キャブ車は味わい深く、インジェクション車は扱いやすさが魅力なので、試乗で確認することをおすすめします。

車体サイズ

取り回しのしやすさは車体サイズに直結します。

狭い道や混んだ駐輪場を頻繁に使うなら、全長や幅がコンパクトなモデルが便利です。

逆に荷物やタンデムを重視するなら、キャリア装備やシートスペースも確認してください。

車重

軽い車重は扱いやすく、初心者にとって安心感があります。

ただし重心位置が高いと軽量でも扱いにくく感じる場合がある点に注意が必要です。

安定感を重視するならやや重めの車体も検討してみてください。

足つき

シート高だけで判断せず、実際にまたがって確かめることが大切です。

足の届き方はシート形状やブーツの厚さでも変わりますので、実走前に確認してください。

つま先がしっかり届くか、片足で支えられるかをチェックしてください。

燃費

50ccの魅力の一つは低燃費で、日々のランニングコストを抑えられます。

インジェクションは安定した燃費が期待でき、キャブ車は整備状態で差が出ます。

節約運転や適切な空気圧管理で実燃費はさらに改善しますので、日常のメンテナンスを心がけてください。

維持費

購入後にかかる毎月や年単位の費用も選定基準に入れておくと安心です。

費目 目安(月額)
燃料費 約2000円
保険料 約1000円
定期整備 約1500円
タイヤ費用 約500円
駐車保管費 約2000円

表は一般的な目安ですので、地域や乗り方で変動します。

50ccバイクMTおすすめ車種一覧

スクーターと一本道

ここでは、初心者からバイク好きのコレクターまで幅広くおすすめできる50ccのマニュアル車種をピックアップしてご紹介します。

通勤や街乗り、週末の遊びまで用途に合わせて選べるモデルを集めました。

ホンダモンキー

モンキーは小さなボディに遊び心が詰まった名車です。

取り回しが良く、カスタムベースとしての支持も厚いです。

  • コンパクトボディ
  • カスタムパーツ豊富
  • 低速トルクに強い
  • 維持費が安い

ホンダエイプ50

エイプ50はミニバイクらしい直感的な操作感が魅力です。

シンプルな設計で整備もしやすく、初めてのMTに向いています。

ホンダゴリラ

ゴリラはモンキーと兄弟分として大型感を出したモデルです。

安定した乗り味と個性的なルックスで根強い人気があります。

ホンダジャズ

ジャズは街乗りに適した軽快さと燃費性能の良さを両立しています。

取り回しの良さから通勤用として実用性が高いです。

ホンダスーパーカブ50

スーパーカブは世界的にも有名なロングセラーモデルで、耐久性と経済性が魅力です。

項目 特徴
燃費 高い
耐久性 高い
積載 荷台標準装備
取り扱い 初心者向け

日常使いに強く、維持費を抑えたい方に特におすすめできます。

ヤマハYB-1

YB-1は軽快な足回りとシンプルな構成が魅力のモデルです。

街中での機動力が高く、短距離の移動に便利です。

ヤマハRZ50

RZ50は2ストロークらしい高回転域の楽しさがあるスポーティモデルです。

扱いには少し慣れが必要ですが、走りの満足度は高いです。

ヤマハTZM50R

TZM50Rはレースレプリカ風のルックスで人気が高い一台です。

コンディション次第で走りのポテンシャルを存分に味わえます。

ヤマハDT50

DT50はオフロード寄りの設計で、未舗装路でも楽しめる懐の深さがあります。

ツーリング先での遊び道具としても面白い選択肢です。

スズキGS50

GS50はシンプルで扱いやすく、整備性の良さが魅力です。

通勤や買い物といった日常用途に合いやすいモデルです。

スズキギャグ

ギャグは個性派デザインで街中で目を引く存在感があります。

コアなファンが多く、愛着を持って乗る楽しみが大きいです。

カワサキKSR-Ⅰ

KSR-Ⅰはミニモトタイプのスポーティな走りが魅力です。

小さな車体ながらコーナリングの楽しさが味わえます。

ホンダNS-1

NS-1は軽量で取り回しが良く、チューニングベースとしても人気があります。

街乗りと軽いスポーツ走行の両立がしやすいモデルです。

ホンダNSR50

NSR50は2ストロークのレーサーレプリカで、走りにこだわる人向けです。

エンジンの高回転域を楽しめる反面、メンテナンスの頻度は高めです。

50ccバイクMTの維持費と燃費管理

ヘルメット

50ccバイクの魅力は維持費の安さにあります。

しかし、年間でどれくらい費用がかかるかは車種や乗り方で大きく変わります。

ここでは燃料費から駐車保管まで、具体的な目安と節約のコツをご紹介します。

燃料費

50ccは燃費性能が高い一方で、実際の消費は走り方で変動します。

街乗り中心だと燃費が落ちる傾向にあり、高速走行が少ない分、頻繁な発進停止で燃費が悪化します。

車種 実燃費 km/L
モンキー 35
スーパーカブ50 60
エイプ50 45
YB-1 40
NSR50 30

表は一般的な目安であり、個々の車両や整備状況で変わります。

節約のコツは空気圧を適正に保ち、加速を穏やかにすることです。

保険料

自賠責保険は法律で加入が義務付けられています。

任意保険は補償内容で料金が変わるので、使用頻度に合わせて選ぶと良いです。

保険料を抑えたい場合は等級を落とさないように注意し、家族所有の等級を使える場合は検討してください。

定期整備費

定期的な点検は故障予防になり、長期的には費用節約につながります。

ここで代表的な整備項目を挙げます。

  • エンジンオイル交換
  • スパークプラグ交換
  • バッテリー点検交換
  • ブレーキパッド点検
  • エアクリーナー清掃交換

費用は作業内容と工賃で変わりますが、自分でできる作業はコストを下げられます。

タイヤ交換費

50ccはタイヤ径が小さいためタイヤ本体は比較的安価です。

しかし前後同時交換やチューブ交換が必要な場合は工賃が膨らみます。

目安としては片側の交換でも数千円、両側や高性能タイヤだと1万円以上かかることがあります。

ひび割れや残溝が減っている場合は早めに交換すると安全性が高まります。

駐車保管費

都市部では月極め駐車場のコストが維持費の中で無視できない項目です。

屋根付きやシャッター付きの保管は高くなりますが、盗難や劣化を防げます。

自宅に保管できる場合は費用を抑えられますが、近隣の駐輪規約に注意してください。

コストと安全性のバランスを見て、最適な保管方法を選ぶことをおすすめします。

50ccバイクMTの運転と日常メンテナンス手順

海とバイク

ここでは、日常的に行う始動からメンテナンスまでの基本手順を分かりやすく解説します。

50ccのマニュアルトランスミッション車は構造がシンプルで、自分で整備する喜びが得やすいです。

始動手順

まず、燃料コックがオンになっているか確認してください。

次に、ニュートラルランプまたはニュートラルの感触を確認して、ギアが入っていないことを確かめます。

キックやセルを行う前にチョークの位置を確認し、エンジンが冷えている場合はチョークを引いて始動してください。

エンジンがかかったらチョークを徐々に戻し、アイドリングが安定するまで暖気します。

クラッチ操作

クラッチレバーは軽く握ってエンジンとミッションのつながりを切るために使います。

発進時はクラッチを少しずつつなぎ、半クラッチでトルクをかけてから完全につなぐ流れが基本です。

急発進や急なクラッチ操作は駆動系に負担をかけるため、滑らかに操作する習慣をつけてください。

停車時はクラッチレバーを握り続けると手が疲れるため、ニュートラルに入れてレバーを放す方法が便利です。

ギアチェンジ

ギアチェンジはクラッチを切って、シフトペダルを操作し、クラッチをつなぐという一連の動作で行います。

走行中は回転数と速度を合わせてシフトアップやシフトダウンを行うとショックが少なくなります。

低速から発進する場合は1速でしっかりトルクをかけ、余裕を持って2速に入れると安定します。

エンジンブレーキを使って減速する際は、回転数を見て無理のない範囲でギアを選んでください。

点検項目一覧

出先での簡単なチェックだけで事故やトラブルを防げることが多いです。

  • タイヤ空気圧
  • ブレーキ残量
  • チェーン張り具合
  • エンジンオイル量
  • 灯火類の点灯確認
  • バッテリー端子の緩み
  • ボルト類の緩み

チェーン調整

チェーンは張り過ぎても緩過ぎても問題が出るため、適正な張りに調整する必要があります。

調整は車体を水平にし、スイングアーム中心付近のたわみを基準に行うのが一般的です。

チェーンにグリスを塗ることで寿命を延ばせますので、乾燥が見えたら給油してください。

項目 目安
たわみ量 指2本から3本分
給油頻度 週1回または300kmごと
増し締め箇所 アクスルナットとロックナット

ブレーキ整備

ブレーキは安全に直結する重要箇所のため、摩耗や液量は頻繁に確認してください。

ドラムブレーキはバックプレート周辺の清掃とライニングの厚み確認が有効です。

ディスクブレーキはパッドの厚みとキャリパーの引きずりを点検して、必要ならパッド交換やキャリパーの清掃を行います。

油圧式の場合はブレーキフルードの交換時期を守り、空気噛みがないかのチェックも忘れないでください。

中古で50ccバイクMTを買う際のチェック項目

ハンドル周り

中古の50ccバイクを選ぶときは見た目だけで判断せず、実走と書類をしっかり確かめることが大切です。

小さな不具合が後で大きな出費につながることもありますので、チェックリストを持って冷静に確認してください。

エンジン状態

まずは始動性を確認してください。

冷間時のキックやセルのかかり具合を見て、異音がないか耳を澄ませてください。

アイドリングが安定するか、回転が荒くならないかをチェックしてください。

白煙や黒煙の有無はヘッドやピストンの状態を推測する手がかりになります。

オイル漏れや滲みがないか、エンジン周りの濡れを目で確かめてください。

クラッチと変速

クラッチの遊びやレバーの固さを確認してください。

ニュートラルの入り方やシフトチェンジの感触がスムーズかどうかを走行して確認すると良いです。

変速時に滑る感覚や異音がある場合はクラッチ摩耗やワイヤーの問題が考えられます。

試乗が難しい場合は、エンジン回転を上げた際のクラッチのつながり具合を見てもらってください。

フレームと錆

フレームに曲がりや修復跡がないか、目視で入念に確認してください。

クラックや溶接のあとがある場合は過去の事故や転倒の可能性があります。

錆は見た目だけでなく、構造的な強度に影響することがあるため要注意です。

スイングアームやナット類のネジ山の消耗も忘れずに見てください。

走行距離

距離計の数値は目安になりますが、メーター交換や改ざんの可能性も考慮してください。

実走による感触と距離が極端に乖離していないかを整備履歴と照らし合わせてください。

走行距離 目安 購入判断
~5,000km 低走行 狙い目
5,000~20,000km 一般的 状態確認
20,000km~ 高走行 整備前提

メーターだけで判断せず、エンジンのフィーリングや消耗品の状態も合わせて見ると安心です。

電装系

  • バッテリー
  • ヘッドライト
  • ウインカー
  • ブレーキランプ
  • イグニッション

ライト類は点灯・点滅の確認をしてください。

バッテリーの弱さは始動性に直結しますので、セルの回り方をよく見てください。

配線の被覆割れや端子の腐食があるとトラブルの元になりますから注意が必要です。

整備履歴

定期点検や消耗部品の交換履歴があるか、領収書や記録簿で確認してください。

エンジンオイルやブレーキ液の交換時期がわかれば購入後の計画が立てやすくなります。

主要部品の交換履歴が不明な場合は、購入前に整備見積もりを取ることをおすすめします。

書類確認

自賠責保険の残存期間を確認してください。

名義変更に必要な書類や譲渡証明が揃っているかを確認すると手続きで困りません。

原付は車検対象外ですが、登録情報や車台番号が一致するかは必ずチェックしてください。

取扱説明書やスペアキーの有無も後で役に立ちますので確認しておくと安心です。

購入前の最終判断基準

田畑とバイク

実際に購入を決める前に、用途と走行環境を再確認してください。

毎日の通勤や週末の趣味用途など、使い方で優先すべき性能と維持費が変わるため、妥協点を明確にしておくと安心です。

必ず試乗を行い、エンジンの吹け上がりやクラッチ感覚、ギアの入りや異音を自分の体で判断してください。

維持費の見積もりや書類の有無、整備履歴を確認し、想定外の出費がないか見積もってください。

試乗や書類に不安が残る場合は購入を見送り、納得できる車体をじっくり探すことをおすすめします。

最後に価格交渉と納車時の整備内容を明確にして、長く楽しめる一台を選んでください。