バイクを購入する際、「中古と新車のどっちを選ぶべきなのか」と悩んでいる方は非常に多いのではないでしょうか。
価格や信頼性、メンテナンスコスト、モデルの種類など、選び方によって違うポイントが多く、不安に感じることもあるかもしれません。
この記事では、「バイク中古新車どっち」に注目し、それぞれのメリット・デメリットや後悔しない選び方を分かりやすく解説します。
あなたに最適なバイク選択のヒントが見つかるよう、具体的なポイントとリアルな体験談も交えてご紹介します。
気になる疑問の答えを知り、納得のいく一台を選ぶために、ぜひ最後までご覧ください。
バイクの中古と新車はどっちを選ぶべきかの結論

バイクを中古で買うべきか新車で買うべきかは、利用者の目的やライフスタイル、予算などによって変わります。
一概にどちらが正解というものはありませんが、双方の特徴やメリット・デメリットを知ることで、自分に合った最適な選択がしやすくなります。
それぞれのポイントごとに違いを理解し、自分の価値観にあわせて選びましょう。
予算から考える選び方
バイクの新車は当然ながら中古バイクよりも価格が高めに設定されています。
予算に余裕があれば最新モデルや装備、長期保証が魅力の新車が選びやすくなります。
一方で、中古バイクは価格の幅が広く、同じモデルでも年式や走行距離によって大きく価格が変わってきます。
初期費用を抑えたい場合や、予算に限りがある場合は中古バイクが選ばれやすい傾向にあります。
- 新車:初期費用は高いが故障リスクや追加整備が少ない
- 中古:初期費用は安いが、場合によっては整備費用が発生することも
メンテナンスや信頼性の違い
新車はメーカー保証が手厚く、納車前にしっかりと点検されています。
万が一のトラブルにも保証がきくので、安心して乗り始めることができます。
中古の場合は前のオーナーの使い方やメンテナンス状況によって状態が異なります。
メンテナンスがしっかりされていれば問題ありませんが、ややリスクが高くなります。
新車 | 中古車 |
---|---|
メーカー保証あり。トラブルが少ない。 | 保証が短い、またはない場合も。状態次第でトラブル発生の可能性。 |
部品の消耗が少ない。 | 消耗部品の交換が必要な場合がある。 |
ラインナップ・モデル選択肢の幅
新車は現行モデルや最新のテクノロジー、デザインを選ぶことができます。
メーカーが現在生産していないモデルや廃版車種を求める場合は、必然的に中古で探すことになります。
中古市場は年式・排気量・色など、時には希少モデルが見つかることもあるので、選択肢の幅は非常に広いです。
欲しいバイクが現行ラインナップにない場合、中古車の豊富さは大きな魅力です。
リセールバリューと将来の売却価格
バイクを手放す時の価値も重要なポイントです。
新車は購入時がもっとも価値が高いですが、購入直後の値下がり(初期減価)が大きい傾向にあります。
中古はすでに価格が落ちている分、将来の売却時に大きな損失を被りにくいです。
人気モデルや限定カラー車は中古でも高値がつくこともあります。
初めてバイクを買う人におすすめの条件
初めてのバイク選びは、信頼性や保証の面から新車のほうが安心できるケースが多いです。
ですが予算を抑えて免許取り立ての練習用として選ぶなら、傷や汚れをあまり気にしなくて済む中古も良い選択肢です。
バイクの操作や楽しさを気軽に試したい人は中古、長く一台と付き合いたい人は新車がおすすめです。
長く乗る場合に向いている選び方
5年以上同じバイクに乗る予定がある場合は、新車の方が安心感があります。
特に大型バイクやツーリング用など、維持費や部品交換がかかるモデルは新車のほうがトータルでメンテナンスしやすいです。
ただし、中古でも状態の良い車両なら長く乗ることも十分可能です。
購入時の手続きや保証内容の違い
新車購入時は、ディーラーやバイクショップでの手続きがスムーズで、保証書やメンテナンスノートもついてきます。
中古の場合は、販売店の保証がつく場合とつかない場合があるので、購入前に必ず確認しましょう。
個人売買だと保証がなく、名義変更の手続きも自分で行う必要があることが多いです。
実際のオーナーが感じる満足度・後悔のポイント
新車は「自分だけの一台」という特別感やすべてが新品という悦びがある一方、初期コストの高さが気になるという声があります。
中古バイクは、予算内で好きなモデルを選べた満足感があるものの、購入後に思わぬ修理費用がかかり後悔するケースもあるようです。
どちらを選ぶかは、自分が何を最重視するかによって答えが変わってきます。
バイクを新車で購入するメリット

バイクを購入する際には、中古と新車のどちらにするか悩む方が多いですが、新車には中古にはない魅力やメリットがあります。
ここでは、バイクを新車で購入する主なメリットについてご紹介します。
故障リスクの低さ
新車は工場から出荷されたばかりの状態で納車されるため、エンジンや各パーツが消耗していません。
そのため、突然の故障やトラブルに見舞われる可能性が低くなります。
日常のメンテナンスも楽で、安心してバイクライフをスタートできます。
- 初期不良が少ない
- メンテナンス履歴が明確
- 消耗部品もすべて新品
最新モデル・最新装備の選択
新車を選ぶと、その年の最新モデルや、最新技術を搭載したバイクを手に入れることができます。
安全装置や燃費性能、快適な走行を実現する新機能など、最新のテクノロジーを体感できるのも新車購入の大きな魅力です。
ポイント | 新車 | 中古車 |
---|---|---|
最新モデル | 選択できる | 選べない場合が多い |
最新装備 | すべて搭載 | 搭載されていない可能性あり |
安心のメーカー保証
新車にはメーカー保証が付いてきます。
万が一初期不良やトラブルが発生した場合でも、メーカーや販売店のアフターサポートが受けられるので安心です。
保証期間中は部品交換や修理が無料になる場合も多いので、不安なくバイクを楽しめます。
カスタマイズやカラーオーダーの自由度
新車の場合、好きなカラーを選べたり、オプションパーツを追加したりと、自分好みにカスタマイズすることが可能です。
納車前にオプションを付けて自分だけの一台に仕上げたい方にはピッタリです。
中古車よりも自由度が高いので、理想のバイクを手に入れたい方には特におすすめです。
バイクを新車で購入するデメリット

バイクを新車で購入する場合、メリットも多い一方でいくつかのデメリットも存在します。
特に初めてバイクを購入する方やコストを重視したい方にとっては、慎重に比較検討することが大切です。
購入価格の高さ
新車のバイクは中古車と比べて、どうしても価格が高くなりやすい傾向があります。
全くの新品という安心感や最新モデルであることは魅力的ですが、その分だけ購入時にまとまった費用が必要です。
- 同じ排気量・同じメーカーでも新車と中古車の価格差が大きいことが多い
- 自動車や他の交通手段と比較しても初期費用が高額になりやすい
- 購入後のカスタム費用や維持費も発生する場合がある
最新モデルにこだわる場合は避けられませんが、コスパを重視したい方は注意が必要です。
納車までの待ち時間
新車のバイクは、販売店に在庫がない場合や受注生産モデルの場合、納車までにかなりの期間がかかることがあります。
特に人気モデルや輸入車の場合、数か月待ちになることも珍しくありません。
新車バイク | 納車までの期間 |
---|---|
在庫あり | 最短1週間~2週間 |
在庫なし・受注生産 | 1か月~半年以上かかる場合もあり |
早くバイクを手に入れてツーリングを楽しみたい方には、納車までの待ち時間がストレスとなることもあるでしょう。
初期減価の大きさ
新車のバイクは購入してから数年の間、特に車両価格の値下がり(減価)が大きくなります。
購入後すぐに中古市場での価値が下がりやすく、資産価値としては不利になりがちです。
買い替えを考えている方や、数年で手放す可能性がある場合はこの点も踏まえて判断するのが良いでしょう。
バイクを中古で購入するメリット

バイクを購入する際に「中古」と「新車」で悩む方は多いですが、中古バイクには独自の魅力とメリットがあります。
予算や好みに合わせた選択ができるのも中古ならではの特徴です。
ここでは中古バイクならではのメリットを詳しくご紹介します。
本体価格の安さ
中古バイクの大きな魅力は、やはり新車と比べて本体価格が安いことです。
年式や走行距離、車種によって価格は異なりますが、同じモデルでも中古なら数万円から数十万円も安く手に入ることがあります。
- 予算を抑えたい人に最適
- 複数台のバイクを所有したい方も手が届きやすい
- 購入後のカスタムやメンテナンスに予算を回せる
初めてのバイク購入でも手が届きやすいので、気軽にバイクライフを始めやすいのもポイントです。
販売終了モデルや希少車種の入手
中古市場では、すでにメーカーで生産を終えたモデルに出会える可能性があります。
特に人気の高かった絶版車や、限定生産された希少モデルを探している人には中古バイクは大きな魅力です。
入手例 | メリット |
---|---|
販売終了から数年経過した人気モデル | 新車では手に入らない |
限定車・特別カラー仕様 | 希少価値や人と被りにくい |
こだわりの一台を求める方にも、中古バイクはおすすめです。
カスタム済の車両がある
中古バイクの中には、前のオーナーによってカスタムが施されている車両も多くあります。
納車直後から自分好みのカスタム状態で乗れるため、自分でパーツをそろえて改造する手間やコストを抑えられます。
個性的なバイクに乗りたい方や、既製品にない特別感を求める方にぴったりです。
慣らし運転の必要なし
新車のバイクはエンジンや各部品が新品のため、最初の数百キロは「慣らし運転」が必要とされています。
中古バイクはすでに慣らし運転が済んでいることがほとんどなので、購入直後から本来の性能で走行することができます。
納車してすぐツーリングや街乗りを存分に楽しめるのも、中古バイクならではの魅力です。
バイクを中古で購入するデメリット

バイクを中古で購入する場合、新車にはないメリットもありますが、気をつけたいデメリットも存在します。
特に安心して長く乗りたい方にとっては、中古バイクならではのリスクや注意点があります。
ここでは、中古バイクを選ぶ場合に考慮すべきポイントを確認しておきましょう。
車両状態の個体差
中古バイクは同じモデルであっても、1台ごとに状態が大きく異なります。
走行距離や年式だけでなく、過去の整備歴や保管方法、使われ方によって消耗具合が違います。
見た目はきれいでも、内部のパーツが摩耗している場合もあるため、実際に確認してから購入することが重要です。
- 前オーナーが屋外で保管していたかどうか
- 転倒や事故歴があるかどうか
- 消耗品(タイヤ、ブレーキパッド、オイルなど)の状態
これらの点をしっかりチェックしないと、購入後に思わぬ修理費がかかることもあります。
故障・トラブルのリスク
中古バイクはすでにある程度の年数や距離を走っているため、新車に比べて故障やトラブルが発生するリスクが高くなります。
特に電子機器やゴム部品など、経年劣化しやすいパーツは注意が必要です。
新車 | 中古車 |
---|---|
故障リスクが低い | 故障リスクが高くなる場合がある |
メーカー保証がしっかりしている | 保証がない・短い場合が多い |
購入したばかりなのに、修理やパーツ交換が必要になることもあるため、事前にリスクを理解しておくことが大切です。
保証やアフターサービスの不安
中古バイクを購入する場合、新車購入時のような長期保証や、メーカーによる手厚いアフターサービスを受けられないことが多いです。
販売店が独自に短期間の保証をつけている場合もありますが、対象となる範囲が限られていたり、保証期間がごく短いことも珍しくありません。
たとえばエンジンやフレームといった主要部品以外は、保証の対象外となるケースもあるため、購入前にしっかり内容を確認する必要があります。
前オーナーの使用状況が不明
中古バイクは過去のオーナーがどのように扱っていたかを完全に把握するのが難しい点もデメリットです。
定期的な点検やメンテナンスをまめに行っていたバイクと、メンテナンスを怠っていたバイクとでは、同じ年式・走行距離でも信頼性が大きく異なります。
外見だけでは判断しにくい部分も多いため、信頼できる販売店を選ぶことや、点検記録簿が残っているかをチェックすることが重要です。
中古バイク購入で失敗しないチェックポイント

中古バイクは価格が手頃な一方で、車体やパーツの状態、整備履歴など気をつけるべきポイントが多くあります。
購入前にしっかりとチェックすることで、後悔のないバイク選びができます。
ここでは、中古バイク選びで確認すべき主なポイントについて解説します。
外観・フレームの確認
まずはバイクの外観をじっくりとチェックしましょう。
サビやキズ、転倒や事故の形跡がないかを確認することが重要です。
特にフレーム部分に注目し、曲がりや歪み、溶接跡がないかも念入りに見ましょう。
外観に現れるダメージは、バイク全体の耐久性や安全性にも影響します。
- タンクやフェンダーのヘコミ・キズ
- サスペンション周りのサビや劣化
- フレーム番号の確認
これらを丁寧にチェックすることで、後々のトラブルを避けることができます。
走行距離と年式の見極め
中古バイク選びでは走行距離と年式のバランスを見ることも大切です。
一般的に走行距離が少ないほどエンジンや各部品の寿命が長いといえますが、年式が古すぎるとパーツの劣化が進んでいる可能性もあります。
年式と走行距離の関係を以下の表でまとめました。
年式 | 標準的な走行距離 | 注意点 |
---|---|---|
1~3年 | 1,000~8,000km | 状態良好なものが多い |
4~7年 | 8,000~20,000km | メンテナンス履歴を要チェック |
8年以上 | 20,000km以上 | 消耗部品の交換状況を確認 |
想定より走行距離が少な過ぎる場合はメーターの改ざんも疑いましょう。
走行距離だけでなく使用頻度や保管状態も合わせて判断するのがポイントです。
エンジンや電装系のチェック
エンジンまわりの異音やオイル漏れがないか確認しましょう。
セルやキックでエンジンの始動性をチェックし、異常な煙や臭いがする場合は注意が必要です。
電装系では、ヘッドライトやウィンカー、ブレーキランプなどの点灯を1つずつ確かめましょう。
追加でチェックしたいポイントは以下の通りです。
- バッテリー電圧は正常か
- ホーンは鳴るか
- メーターやインジケーターは問題なく動作しているか
試乗できる場合は実際に走ってみて、加速やブレーキ、ギアチェンジの感触も確かめると安心です。
書類・整備履歴の有無
車検証や自賠責保険証、購入時の譲渡証明書など、必要な書類が揃っているかを必ず確認しましょう。
また、整備記録が残されているバイクは、前オーナーがきちんとメンテナンスをしていたことの証拠になるので安心です。
書類や履歴が不明なまま購入すると、名義変更などの手続きがスムーズに行えないことや、隠れた事故歴に気づかないリスクがあります。
信頼できる販売店では書類の説明もしっかりしてくれるので、不明点があれば遠慮なく問い合わせましょう。
初心者に向いている選び方と注意点

バイクを初めて購入する際は、新車と中古車のどちらが自分に合っているか迷う方が多いです。
選び方によって長く快適に乗れるかどうかも変わってくるため、自分に合った選択をしましょう。
ここでは、初心者が知っておきたいバイク選びのポイントや注意点を紹介します。
扱いやすさの観点で選ぶ方法
バイクの選び方で、扱いやすさはとても重要なポイントです。
特に初心者は、車体の重さやエンジンの排気量に注意しましょう。
次の点を確認しておくと安心です。
- 足つきが良い車種を選ぶ(両足がしっかり地面につくか)
- 自分の体格や力に合った車重かどうか
- 発進や取り回しがしやすい排気量を選ぶ(最初は250cc以下が人気)
- 最新モデルは安全装備や電子制御が多いため、比較的安心
- 中古車の場合、前オーナーの扱いによるクセがないかをチェック
維持費・パーツ流通の確認
バイクの維持費やパーツの流通状況も、選ぶうえで大切な基準です。
新車と中古車でかかるコストや、パーツ交換のしやすさを比較しましょう。
項目 | 新車 | 中古車 |
---|---|---|
初期費用 | 高め | 安い場合が多い |
修理費 | 低め(保証あり) | 高くなる場合がある |
パーツ入手 | 純正・外品ともに豊富 | 古い車種は見つかりにくいことも |
保険料 | 新車割引で安くなる場合あり | 年式により異なる |
特に長期間乗り続けたい場合は、パーツ供給が安定している車種がおすすめです。
購入後のサポート体制
初心者にとって購入後のサポートはとても大切です。
新車はメーカー保証や定期点検サービスが充実しているため、不安を感じにくいでしょう。
一方で中古車の場合、販売店独自の保証やアフターサービスの内容をしっかり確認しておく必要があります。
また、信頼できる店舗やバイクショップで購入することもポイントです。
困ったときに頼れる相談先があると、万が一の故障やトラブルにもスムーズに対応できます。
初めてのバイクで避けたい選択
初めてのバイク選びでは、以下のような点に注意しましょう。
- 極端に古いモデルや、走行距離が多すぎる中古車は避ける
- 見た目やカスタムに惹かれて、自分の技量に合わない大型バイクを購入しない
- 信頼できる販売店や購入先を選ぶ
- バイクのメンテナンス歴や修復歴を必ずチェックする
- 書類や保険内容も事前に確認する
安全に楽しくバイクライフを始めるためにも、こうした注意点をしっかり押さえて購入を検討しましょう。
自分に合ったバイクの選び方を考えるために

ここまで、中古バイクと新車バイクの特徴や選び方について解説してきました。
最終的にどちらが良いかは、一人ひとりのライフスタイルや用途、予算によって異なります。
価格の安さやコストパフォーマンスを重視するなら中古バイクもおすすめですし、最新の安心感やサポート体制を求めるなら新車が向いています。
自分がどんな風にバイクを使いたいか、譲れないポイントはどこかを今一度整理しましょう。
バイク選びに正解はありませんが、自分の希望や生活にマッチした一台を選ぶことが、長く安全にバイクライフを楽しむためのコツです。
迷う時は、実際に店舗で現車を見たり、スタッフに質問してみたりするのも良い方法です。
納得できるバイク選びで、あなたのバイクライフがより楽しく充実したものになることを願っています。