女性向けバイクの迷わない選び方7つ|身長別ぴったり車種と取り回しの不安を解消!

ヘルメット
Q&A

女性ライダーとしてはじめてバイクを選ぶとき、足つきや重さ、低速での扱いに不安を感じる人は多いでしょう。

試乗だけでは見落としがちで、合わない車種を選ぶと後悔につながりやすいのが問題です。

この記事では身長別・排気量別のおすすめと、足つきやシート高、取り回しを確かめる実践チェックリストで失敗しない選び方を具体的に解説します。

ホンダグロムやNMAX125、レブル250などのモデル比較と、安全装備やサイズ調整、試乗から購入までの流れも網羅します。

まずは足つきと取り回しのチェック項目から確認していきましょう。

次の章で具体的な確認ポイントと試乗時のコツを紹介しますのでぜひ読み進めてください。

   
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女性バイクで失敗しない選び方と実践チェックリスト

ツーリングコース

女性がバイクを選ぶときに重視すべきポイントを、実践的なチェックリスト形式でわかりやすく解説します。

見た目だけで選んでから後悔しないように、試乗で確認したい点を優先順に整理しました。

足つき

足つきは安全性に直結する重要な要素です。

片足で地面に届くか、両足をしっかり着けられるかを必ず試乗で確認してください。

シューズは普段乗るものに近いものを履いて、ヒールの高さや靴底の厚さも含めて確認するのが良いです。

停車時にバランスを崩さないために、両膝でタンクを軽く挟めるかどうかもチェックポイントになります。

車体重量

車体重量は取り回しや立ちゴケのリスクに直結します。

カタログの数値だけで判断せず、跨って前後に軽く動かして実感を確かめてください。

重量の中心が低いバイクは安定感があり、取り扱いやすく感じることが多いです。

駐輪や押し歩きの場面を想定して、片手で押せるか確認するのがおすすめです。

シート高

シート高は足つきの次に重要な数値です。

またがった際に膝の角度がきつすぎないか、長時間の走行で股関節に負担がかからないかを確認してください。

シート形状が細いと足つきが良く感じる場合もありますので、幅も含めて試乗で確認することが大切です。

必要ならばシートの交換や、サイドカット加工で調整できることもありますので、販売店に相談してみましょう。

取り回し

取り回しのしやすさは日常の使い勝手に直結します。

駐車時や狭い道での向き換えがスムーズかどうかを必ずチェックしてください。

  • 両足で支えたときの安定感
  • ハンドルの切れ角
  • 押し引きのしやすさ
  • バックでの取り回し感覚

走行以外のシーンでストレスを感じないかどうかを確認することで、日常での満足度が大きく変わります。

低速操作

低速での扱いやすさは街乗りで重要です。

クラッチミートとアクセルワークのバランスでふらつかないか、ゆっくりとUターンをして確かめてください。

低速での車体の倒れ込みや戻りが穏やかだと安心して走れますので、何度か繰り返して感覚をつかむと良いです。

練習は平坦な場所から始め、慣れてきたら曲がり角や狭い路地での確認に進むのをおすすめします。

ローダウン

ローダウンは足つきを改善できますが、デメリットもあります。

車高を下げると最低地上高が低くなり、コーナリングや段差で擦りやすくなる可能性があります。

サスペンションの作動範囲が変わるため、乗り心地や操安性に影響が出る場合もある点に注意してください。

純正オプションや専門店の施工であれば、保証や安全性について事前に確認してから依頼するのが安心です。

排気量目安

用途や免許、経験に応じて排気量を選ぶことが重要です。

排気量 用途
50cc〜125cc 街乗り通勤通学
250cc前後 近距離ツーリング高速道路一部可
400cc〜 長距離ツーリング高速道路主体

街乗り中心であれば125cc前後が扱いやすく、維持費も抑えられます。

高速道路を使うことが多いなら250cc以上を検討すると余裕を感じやすいです。

最終的には試乗で自分にフィットする車両を選ぶのが一番確実です。

身長別おすすめ車種

スクーターと一本道

身長に合わせたバイク選びは、安全性と楽しさを両立させるために重要です。

ここでは150cmから170cm以上まで、使いやすさと取り回しを重視したおすすめを紹介します。

試乗で必ず足つきや取り回しを確かめる方法もあわせて記載しますので、購入前のチェックにお役立てください。

150cm前後向け

足つきが最優先となるため、シートが低めでステップスルータイプのスクーターを中心に選ぶと安心です。

また、車体が軽くハンドル操作が素直なモデルのほうが取り回しで疲れにくく、安全性も高まります。

  • ヤマハ ビーノ
  • ホンダ ジョルノ
  • スズキ アドレス110
  • ホンダ PCX(ローダウンや縮小シート検討)

上のリストはあくまで出発点ですので、実際に跨いで両足のつき方を確認してください。

155cm前後向け

少し余裕が出る身長帯で、125ccクラスのスクーターや小排気量のネイキッドが選択肢になります。

シートがやや高めの車種でも、つま先が地面に届けば安心して走行できますので、必ず試乗して感触を確かめてください。

足つきが不安な場合はシートの加工やローダウンリンクの導入を検討すると良いでしょう。

160cm前後向け

この身長は選択肢が一気に広がり、スポーティな車体からツアラーまで扱いやすくなります。

モデル 特徴
ホンダ グロム 軽量で取り回ししやすい
ヤマハ NMAX125 安定感と実用性が高い
カワサキ Z125 コンパクトでスポーティ

表のモデルは街乗りから週末ツーリングまで対応しやすく、バランスの良い選択肢になります。

細かな乗り味は試乗でしか分からない点が多いので、同カテゴリの複数車種を乗り比べることをおすすめします。

165cm前後向け

167cm前後の方は、250ccクラスの軽めのネイキッドやシングル・ツインエンジンのモデルが扱いやすいです。

シート高に余裕があるため、タンデムや荷物の積載もしやすく、ツーリングの幅が広がります。

また、サスペンションの硬さやハンドル幅で好みに差が出やすいので、ポジションの確認を入念に行ってください。

170cm以上向け

170cmを超える身長の方は、車体サイズやシート高が高めのモデルも違和感なく乗れる場合が多いです。

中型から大型のミドルクラスを候補に入れると、長距離での安定性や高速巡航性能が手に入ります。

ただし、大きな車体は取り回しが重く感じることがあるため、駐車やUターンなどの実用動作は必ず試乗時に確認してください。

排気量別おすすめモデル

海とバイク

排気量ごとに性格が異なるため、用途や身長に合わせて選ぶと失敗しにくいです。

以下では代表的なモデルを挙げて、女性ライダーに向くポイントを分かりやすく説明します。

ホンダグロム

街乗りでの取り回しが非常に良く、初心者にも扱いやすいミニバイクです。

車体がコンパクトで足つきが楽なため、信号待ちや駐車時の不安が軽減できます。

カスタムパーツや純正アクセサリーが豊富で、自分好みに仕立てやすいです。

ヤマハNMAX125

スクーターらしい乗りやすさと燃費の良さが魅力で、通勤通学に特に向いています。

エンジンが静かで低速からスムーズに加速するため、街中での扱いが楽です。

  • 燃費が良い
  • シート下収納が広い
  • 足つきが安定する低いシート高
  • 渋滞での取り回しが楽

小柄な方でも無理なく扱える設計ですが、高速道路の長距離移動には向かない点に注意してください。

ホンダレブル250

低重心でシート高が抑えられているため、足つきの良さを重視する方におすすめです。

トルク重視のエンジン特性で低速域の扱いやすさに優れ、街乗りやツーリングの入り口として最適です。

見た目はクルーザー寄りで、乗るだけで絵になるスタイルが魅力です。

カワサキNinja250

スポーツバイクの入門機として人気が高く、コーナリングや高速巡航に強みがあります。

慣れてくれば走りの楽しさをしっかり味わえる1台です。

項目 主な仕様 向く人
排気量 249cc 初心者から中級者
シート高 790mm前後 身長160cm以上の方
車体重量 170kg前後 取り回しに慣れたい方

スポーティな前傾姿勢が好きな方には非常に楽しい一台ですが、長時間の街乗りでは疲れやすいことがあります。

ホンダCB400SF

中型の定番で、4気筒の滑らかな回転フィールが魅力です。

高速道路での安定性や伸びのある加速があり、長距離ツーリングにも適しています。

車体はしっかりしていますが、慣れれば安心感のある走りが得られます。

ヤマハMT-07

中量級ネイキッドの中でも扱いやすいトルク特性で、街乗りからワインディングまで幅広くこなせます。

軽快なフロントと骨太な中低速トルクが組み合わさって、女性でも楽しく走れるバイクです。

アップライト寄りのポジションで視界が良く、長時間のライディングでも疲れにくい設計です。

安全装備とサイズ調整の実務ポイント

田畑とバイク

安全装備はバイクライフの基礎であり、体格に合ったサイズ調整が事故時の被害を大きく左右します。

ここでは女性ライダーが実際に試着して確認すべきポイントを、実務的に整理してご案内します。

ヘルメット

ヘルメットは頭部を守る最後の砦ですから、フィット感を最優先で選んでください。

サイズは実際に計測し、試着した状態で顎紐を締めて左右や前後のガタつきがないか確認します。

軽さや内装の肌触り、視界の取りやすさも長時間走行で疲れにくさに直結します。

  • 頭囲の実測
  • JIS DOT ECE規格確認
  • インナーの取り外し
  • チンストラップのフィット
  • 視界とシールド操作

ライディングジャケット

ジャケットはプロテクションと快適性の両立が重要で、女性専用のパターンを試すことをおすすめします。

着丈や袖丈はライディングポジションで再確認し、腕を前に出したときに背中や腹部が突っ張らないか確かめてください。

透湿性や防風性、通気性のバランスも季節によって優先度が変わるので、用途に合わせて選びます。

背面プロテクターが入るポケットの有無や、袖口と裾の絞りでバタつきを抑えられるかもチェックポイントです。

プロテクター

プロテクターは当てる場所と適合性が命で、柔らかいパッドより衝撃吸収性能の高い製品を選ぶと安心できます。

メーカーによってサイズ感が異なるため、実際に装着して動きにくさがないかを確認してください。

部位 目的
胸部 衝撃吸収
背中 脊椎保護
肩肘 関節保護
打撲軽減

ライディングブーツ

足元は転倒時のダメージと操作性に大きく影響しますから、底が薄すぎないしっかりしたソールを選んでください。

かかとやくるぶしの保護、つま先の強化、人によってはスニーカー感覚のものよりミドルカットを推奨します。

サイズは歩行での違和感とクラッチ操作時の滑りにくさを両方確認してから決めてください。

グローブ

グローブはハンドルの操作感とプロテクションを両立する必要があり、素材とフィット感に注意を払ってください。

指先が余らず、でも血行を阻害しない適度なテンションが理想です。

レザーは耐久性とプロテクションに優れますが、通気性や防寒性能も考えて季節ごとに使い分けると快適です。

取り回しと低速走行の実技

ヘルメットとグローブ

日常で一番困る場面は、走行よりも取り回しと低速走行です。

特に女性ライダーは車両の重さや足つきで不安を感じやすく、安全に扱うための実技を身につけることが重要です。

ここでは坂道発進から車庫入れまで、実際に使えるコツとチェックポイントをわかりやすく解説します。

坂道発進

坂道発進は慌てると転倒につながりやすく、冷静な操作が求められます。

まずはバランスを取る姿勢を確認し、リアブレーキで車体を安定させてください。

準備 操作
ブレーキ保持 クラッチ半クラ
ギア1速 アクセル微開
足の位置 目線を先に

クラッチは半クラで車体を支え、アクセルで回転数を上げてからブレーキを解除します。

重要なのはアクセルとクラッチの協調で、回転数を上げ過ぎないことと、急に離さないことです。

教習所の練習場で繰り返し練習すると、自信がつきます。

低速バランス

低速でのバランスは、体重移動と視線が決め手になります。

ハンドルは軽く握り、腕の力を抜いて肩の力で操作しないようにしてください。

見てほしいポイントは前方の路面や障害物に対する視線で、見た方向にバイクが向きやすくなります。

また、ステップを使って体を微妙に移動させると、車体の傾きを素早く補正できます。

スムーズなアクセルワークで車速を一定に保つ練習も有効です。

Uターン

狭い道でのUターンは焦りがちですが、方法を分解して練習すると確実に上達します。

まずは基本の動作を頭に入れて、次にゆっくり実践してください。

  • 視線は回転の先を確認
  • 車速は低く保つ
  • アクセルで微調整
  • クラッチで回転速度管理
  • 足は着けやすい位置に

視線を回すとバイクもその方向に回りやすく、体が先に動くクセを直すことができます。

慣れないうちはバックミラーを使わず、首を回して後方を直接確認する癖をつけてください。

車庫入れ

車庫入れは距離感と平行感覚が鍵になります。

縦列や斜め入庫では、最初にバイクの中心線をイメージすることが大切です。

低速で段差や車止めを越えるときは、足を先に出して支えながら進むと安心です。

バックでの微調整はアクセルよりもクラッチの繊細な操作が役に立ちます。

最終的には、できるだけ広めの場所で繰り返し練習して、自信をつけてください。

試乗から購入までの実用フロー

2台の後ろ姿のバイク

購入前の準備は、予算と用途を明確にし、候補車種を絞ることから始まります。

試乗予約は必須です、複数車種を短時間で比較しましょう。

試乗時は足つき、取り回し、低速の安定感と視界、クラッチやブレーキのフィーリングを一つずつ確認してください。

気になる点は店舗で伝え、ローダウンやシート加工などカスタム可否を相談します。

見積もりは本体、保険、整備、納車費用を明記してもらい、可能なら複数店で比較することをおすすめします。

契約書の内容は支払条件と保証、納期を必ず確認してください。

納車後は整備記録と車体番号を確認し、初期点検を受けて安全に乗り出しましょう。